JAMTが字幕翻訳を行ったNCI動画から、特に一般の方にもおすすめしたいものをひとつご紹介します。
がんに罹患した家族の治療にどう向き合うのか JAMTのアイデンティティを端的に表しているといえるストーリーです。
設立の理念と、実際の翻訳活動の成果や、「わかりやすく、正しく」というこだわりとクオリティが凝縮されているものですので、ぜひ多くの方に観ていただきたいです。
実は、JAMTはウェブサイト《海外癌医療情報リファレンス》での医療情報の翻訳・提供以外にもいろいろ活動をしているのですが、その全体像をわかりやすく解説するのはけっこう難しいと思うのです。
病気と向き合っていく時に「情報」はどういう意味をもつのか、というアウトラインが、誰にもで体感値としてわかりやすく表されているな、というのがこれを広く推薦する理由のひとつです。
あとはNCIの動画に翻訳字幕をつけるというJAMTの活動(とクオリティ)そのもののサンプルとしてもわかりやすいのではないかと思っています。
他にももちろん、数えきれないくらいの優れた動画コンテンツや翻訳記事はもちろんあるし、実際には、もっと専門的で難易度の高い医療翻訳の活動も多いので、「これがすべて」ということではないのですが。
さりげないセリフにも「情報」の意義が深く感じ取れる作品ではないでしょうか。「情報提供することが家族としての役割、決めるのは患者本人」という介護者の役割の理想もさりげなく語られて言います。
そういう意味で、NCI/JAMT(MOD)の動画はどれも素晴らしいのですが、一般の方には特に観ていただきたい一本です。
そして「とにかく、NCIの動画は全体に素晴らしいですよ!」と声を大にして言いたいですね。
(野中&関)
字幕・吹替でご覧になる場合は画面フレーム右下の「CC」を選択ください。
(YouTubeで視聴すると表示されます)
翻訳:野中希
字幕指導:瀧ノ島ルナ
監修:林正樹(血液・腫瘍科 / 社会医療法人恵愛会中頭病院)
編集:株式会社かるてぽすと
制作:一般社団法人日本癌医療翻訳アソシエイツ