肺がんを中心とした3回に及ぶシリーズの第2回目です。がんの基礎~最新知見を包括的に臨床医の立場から産業医科大学・田中 文啓先生にご講義いただきます。また、毎回、セミナー後に翻訳演習を行います。翻訳と医学の最新知見の両方を学べる講座です。
★1回目(6月)に参加されなかった方もどしどしご参加下さい。
第2回「がんの診断・治療と臨床試験の統計学」
「遺伝子解析を用いたがん診断・治療と臨床試験と統計用語の理解」。臨床試験の統計を中心の講義です。
■講師
田中 文啓 (学校法人 産業医科大学 医学部 第2外科教授)
■日時:9月23日(月・祝)
13:15 受け付け開始
13:30~15:35 挨拶
13:35~15:30 講義と質疑応答
15:40~16:40 翻訳演習
16:50 終了
以下、予定。
1、がんの診断
・画像診断(CT、MRI、PET、内視鏡、等)
・病理診断(細胞診と組織診断、パパニコロ染色とHE染色、免疫染色、等)
・分子生物学的診断(FISH、PCR、免疫染色、等)
・血液によるがんの診断(腫瘍マーカー、血清中の遺伝子異常、循環腫瘍細胞/CTC、等)
2、がんの臨床試験と統計学の知識
・第I相試験と目的
・第II相試験と目的
・第III相試験と目的
・ランダム化試験、ランダム化II相試験とランダム化III相試験の違い
・エンドポイント(評価項目):主要評価項目(primary) vs副次的評価項目(secondary)
・用量制限毒性(DLT)と最大耐用量(MTD)・推奨用量(RD)
・腫瘍縮小効果判定規準、RECIST基準と奏効割合(RR)
・無増悪生存期間(PFS)、無再発生存期間(RFS)、全生存期間(OS)
・生存曲線、特にKaplan-Meyer曲線
・有意差検定とp値
・95%信頼区間
・ハザード比
・log-rank法と一般化Wilcoxon法
・中間解析(interim analysis)と、その目的
・平均値(mean) と中央値(median)
・維持療法:continuation vs switch
・優越性試験と非劣性試験(non-inferiority)
・分子標的治療時代の臨床試験
【課題】
Systematic review and meta-analysis of randomised, phase II/III trials
adding bevacizumab to platinum-based chemotherapy as first-line treatment in
patients with advanced non-small-cell lung cancer
●アブストラクト、「overall survival」 訳
全文にも目を通して下さい。
参考文献:NY Times
http://www.nytimes.com/2010/09/19/health/research/19trial.html?pagewanted=all&_r=0
●訳提出日 9月20日(金) ワークショップ事務局まで。
■場所
SO! SHINJUKU 8F 会議室
東京都新宿区新宿2-15-22 S2 ビル8F
■アクセス
・JR 新宿駅東南口改札(地下道E10 からC7 より)徒歩10 分
・都営新宿線 新宿3 丁目駅C7 出口 徒歩3 分
・丸の内線 新宿御苑駅1 番出口 徒歩3 分 新宿3 丁目駅 徒歩5 分
・副都心線 新宿3 丁目駅 徒歩6 分
■受講料(資料[スライド冊子+音声]込):
【JAMT 翻訳ボランティア会員】6,000円/1回 15,000円(全3回)
・資料のみ希望の場合:2,500円/回、6,000円/全3回
【会員】 10,000円/1回 26,000円(全3回)
【一般】 15,000円/1回 40,000円(全3回)
※1回ごとの受講も可。各回1 週間前までにお申し込み下さい。
※受講料はメール申し込みの後、事前にお振り込みください。
※音声はダウンロード/ディスク予定。
※ドリンクのセルフサービス有り
■定員:約26 名(JAMT 会員優先)
※定員になり次第締め切り。
■お申込み:以下の項目を明記の上、メールにてお申し込みください。
講座申込専用アドレス : workshop2@jamt-cancer.org
1)氏名:
2)翻訳ボランティア会員/正会員/賛助会員/一般の別:
3)参加回:全3回すべて 第1回 第2回 第3回
4)住所:
5)電話番号:
6)メールアドレス
7)所属(任意):
8)その他(受講動機、関心のテーマなど)
※セミナーの申込みのメールの件名には、「【医療翻訳特別講座】受講申込み|(氏名)」
と記載ください。